2013年9月26日木曜日

スタート



20134月に第一子が生まれました。男の子です。
バイリンガルに育てられるとは思っていませんが、できる限り英語に慣れ親しんでほしいと思っています。

私は日本で生まれて日本で育ったアメリカ+日本のハーフです。アメリカ人の父は日本語がペラペラで、母がほぼ英語が話せないため、子どものころから日本語で育てられました。それがなぜか高校にあがるときに、父から「アメリカの高校に行きなさい」と言われて、16歳から約1年半アメリカの高校に通いました。初めてひとりで乗った飛行機はUnited Airlineでスチュワーデスさんはほぼ全員アメリカ人。What would you like for drink? と聞かれて、本当はオレンジジュースがよかったのに英語でorange juiceと発音するのに自信がなくて、飲みたくもないcoffee(これなら発音できた)を注文してしまったのを今でも覚えています。

 アメリカでの高校生活はとても有意義で楽しかったのですが、「なんでこんなに英語を話すのに苦労しなきゃならないの? 私が小さいころからお父さんが教えてくれればよかったのに!」とずっと思っていました。私が英語圏で生活を始めたのは16歳。もう第二言語の臨界期はすぎていたので、ネイティブ並の英語力は身につけられていません。でも日常生活に必要な英会話、ビジネスで必要な英会話くらいならなんとかできるようになりました。現代において、特に英語においては、そもそも「ネイティブってなに?」というくらいいろんな英語が存在すると思います。インド人の英語も、中国人の英語も、日本人の英語も全部英語です。お手本とすべき発音や表現、リズムやイントネーションはあると思いますが、自分がネイティブでないということで引け目を感じる必要もないと考えています。

 私の大学での専攻は国際関係学。学生のころに言語学や児童心理学などの分野に出会っていたらどんなによかっただろうと最近本当によく思います。というわけで、言語学についてなどの知識はほぼゼロですが、自分で調査したことや学んだこと、子どもと実際にやってみたことの体験などを記録としてこのブログに記していきたいと思います。