2013年11月28日木曜日

Monster, Monster



 ずっと英語の絵本の事を書こうと思っていたのに、もたもたしていたらこんなに遅くなっちゃった。というのは、この絵本を購入したのは息子が3カ月のときで、今はもう7カ月になっちゃた……。

 3カ月、4カ月のころは絵本を見せてもとにかく手で触ってみたくて、じっと絵を見ることもなかったのに、5カ月を過ぎたころから絵を見て笑うようになりました。もちろんストーリーなんかわかってないんだけれども、そんなのはいいのです。母親とコミュニケーションがとれるツールのひとつだと思って、うまく使えばいいんですよね。そこで、このMonster, Monsterの絵本、すっごく役に立ちました。

 なにがよいかというと、しかけ絵本なんですよ。Monster, monster, are you the monster?と黒い不思議なかたちをした物体に話しかけて、その物体のところをめくるといろんな人が出てきます。Are you the monster?もほとんどずっと同じ繰り返しなので、いつのまにか子どもにもこのフレーズがしみこんだようで、絵本がないところでこのフレーズを言うとニコっと笑います。

 日本語の有名な絵本『いない、いないばあ』とちかい感覚で楽しめると思います。英語の絵本で0歳児も楽しめるものとしてすっごくお勧めです。

 このあいだ図書館で『いない、いないばあ』も借りて一緒によんでみました。やっぱりすごいですね。「いない、いないばあ」のフレーズはマジックだわ。とっても夢中になっていました。

 子供向けのテレビ番組を探しているときにも思ったのですが、日本のクオリティって本当に高いですね。英語の絵本で0歳児がこんなに夢中になる絵本や番組があるでしょうか。そりゃ、あるんでしょうけれど王道と言えるほどの有名なタイトルがあるのかはナゾです。んー、いろんな国の絵本とか番組とかもっと調べてみたいなぁ。でも、まずは英語圏からよね。

※ヒョエー、今AmazonでMonster, Monster調べてみたら値段が結構高くてびっくりした。
こっちのほうが安い。



英語の赤ちゃん番組

 先週、うちのベビちゃんは7カ月になりました。もうさすがに「ベビちゃん」という感じではないかな。離乳食も一日に2回食べるようになり、顔もお腹も足もお肉がついてきて第一印象は「まんまる!ぷくぷく!」です。たまごボーロもだんだんひとりでつかんで、口に運べるようになってきました。

テレビは控えめに……とは思っているのですが、「ピタゴラスイッチ」と「0655」の5分番組だけならいいかなと(子どもにアマイ!)結局見せています。他にもいくつかの番組を見せたのですが、5分という時間がちょうどよいみたいで、10分以上のものになると集中力が続きません。ただ、どちらも日本語の番組(しかも日本語ありきで成り立っている感じ)なので、5分くらいの英語の子ども番組はないのかと探してみました。でも……そんな都合のよいものはなかなかないんですね。

でもYouTubeにアップされていたこの二つの番組は結構見てましたね。

★Baby Einsteinシリーズ (なかでもこれが好きみたい)
28分くらいあるので、途中で飽きちゃいますが……


★Owl Babies
絵本の動画版。5分弱です。

他にBarnySesami StreetLittle EinsteinのもらったDVDがあったので、見せたのですが、途中で飽きちゃいました。7カ月くらいだと、短くて単純なものがいいんですね。ビジュアル的にもシンプルでわかりやすいものでよい英語のプログラムがあるとよいのですが、日本のEテレのクオリティに及ぶ番組はなかなかありません。Eテレすごいんですね。ユーフラテス、すごい!







2013年11月10日日曜日

TOEIC SWテストを受験してみて

※子どもの教育とはまったく関係ないですが、英語関連ということで書いちゃいます。
ずっと気になっていたTOEIC SWテストを受験してきました。せっかくなので感想を書きます。





公式ページ:http://www.toeic.or.jp/sw/

●受験者の年齢層、男女比は? ―待ち時間に観察
 試験当日は午前の部と午後の部にわかれて2回の試験が行われる。私が受験したのは14:00試験開始の午後の回。受付開始までに待合室でアンケートの記入、注意事項の確認などもろもろの作業を含めて30分ほど待たされる。(この時間、ものすごく無駄だと思います! 長すぎ。もうちょっとコンパクトに進められるハズです)そこで同じ回に受験する人たちが一同に集められるので周りを観察。私の回の受験者は9名(男性:5、女性4)で、女性の方が多いだろうと想定していたので、ちょっとびっくり。
 ちなみに私は33歳。他の受験者は私よりも年上の人にしか見えなかった。(すみません、見た目で判断するしかなかったので、もし年下の人がいたら、本当にすみません)だいたい30代半ばから40代くらい。やっぱり受験料(9975円)がネックなのかしら。

●テスト開始までの流れと受験する席の様子
 待合室で30分待たされたあと、会場に到着した順にひとりずつ別の教室に呼ばれる。そこで写真撮影をした後、PCがある座席の前に案内される。そして、いちばん驚いたのはココ! 案内係の人が「PCの指示に沿ってください」というのでそのままCONTINUEボタンを押したら、マイクの音量を調節した後、なんといきなりテスト本番が始まっちゃうの。私としては、「先にPC操作の注意事項を読んでてくださいね」のつもりでCONTINUEを押したのにー。
 つまり、案内された順に、個人のペースでテストが進んでいくわけ。しかも受験者はみんな同じ部屋にいるので、いくらヘッドフォンをつけても先に試験を開始したひとたちのスピーキングテストの回答が聞こえる。私は3人目だったから、先に二人の人がスタートしていたのだけれど、私の直前にいたのが男性で声が大きいの。しかも、とても英語がスムーズで発音もばっちり。そんなのが聞こえてきたら、こっちは気が気じゃない! 「(となりの人の回答を)聞きたい! でも自分の試験も始まっちゃう、うぅ、私はあんなにスムーズに回答できない!」って感じで、心はドギマギ。いや、これは本当に焦る。これは花マルのテスト環境とは言えないと思います。
 去年、HSK(中国語)のスピーキングテストも受験していて、TOIEC SWはこの試験よりは快適に受験できるだろうと思っていたのだけれど、目の前にPCがあって簡単な敷居で座席は区切られているものの、受験者が感じるフラストレーションはHSKTOIEC SWも対して変わらないというのが私の感想。

※ちなみに私が受験したHSK(口試:初級)のスピーキングテストは、大学の大教室(100人くらい座れる大きさ)に受験者が集められて、4人がけの席に2人が着席。横長の机でもちろん敷居などはありません。そこで一斉にmp3レコーダーのような機械に音声を吹き込む試験が行われるのです。いくら隣の人とひと席空いているからと言っても、100人もの人が同じ部屋でしゃべっているわけです。私は自分の声も聞き取れませんでした。しかも一斉にスタートするので、ひとつの問題について3秒で終わってしまう人もいれば10秒間話続けている人もいて、早く回答し終わってしまった人はちょっと焦ります。中には制限時間内に何度も「あ、まちがえた、もう一度」と言って、言い直しをしている人の回答が聞こえてきたりして、ちょっと笑ってしまったりもします。


●スピーキングテスト
スピーキングの試験時間は20分。短くないですか? もっと長くてもよさそうじゃないですか?
事前にちゃんと確認しておかなかった私が悪いんだけど、苦手なので特に練習していた写真描写問題が1問しかなくてがっかりしました。ちゃんとココに書いてあるのにね。私バカ。それから違和感があったのは解決策を提案する問題で、電話のメッセージに録音されたお客様のクレームに電話で回答するというもの。留守電にクレームが入っていたのは分かるけど、返事を60秒こちらがしゃべりっぱなしっておかしくない? 電話をかけたら会話のやりとりあるよね。それなしで一方的に返事するのって現実味ないよー。最後の意見を述べる問題も難しかったな。準備の時間に日本語で言いたいことはまとめたのだけれど、いざ英語にするとうまく話せなかった。くやしーー。このあたりはちゃんと事前対策しておかないとダメですね。つまり「対策が必要」ということは、ネイティブでも対策しないと満点は取れないつくりだぞ、ということがポイントです。


●ライティングテスト
 スピーキング20分に対してなんとこちらは60分。この1:3の時間の重みの差は打倒なのかどうか私にはさっぱりわかりません。でも私は話す力だけを試したかったので、ライティングで60分も拘束されるというのはイヤだったな。でも1万円払っているのだから、ということでがんばって最後までやり遂げました。ライティングの写真描写は5問もあって、提示された2単語を使って写真を表すセンテンスを書くというもの。これは日本の英語教育がお得意としているジャンルなので、ほぼ問題ないでしょう。
 2問めのEメール作成問題。ひょえー、これが全然できなかった。ちなみに私はネイティブアメリカ人と仕事で毎日英語でメールやりとりをしているのですが、問題に提示されたようなやりとりは一度もしたことがありませんでした。普段やりとりしているメールのノリが軽すぎるのかもしれないけれど、でもお堅い内容でお堅い文章を考えてしまって、これは大失敗。でもね、この時の問題の内容がおかしすぎたっていのもあると思うんだよね。図書館からのメールで、「本の販売を促進したいのだけれどよい提案はないか?」に、少なくとも3つの提案をするというのが問題。え? なんで図書館が本を販売するの? おかしくない? 私はこの段階で考えすぎちゃって、よい提案が3つもできなかったよ。でもさ、今よく考えてもやっぱりこの時の問題はおかしいよ。
 そして、3問めの意見を記述する問題。これは考えればちゃんとわかる(というか意見を出すことができる)問題でした。でも300ワードは書かなくてはいけなくて、私は250ワードくらいしかかけなかったな。


●試験を終えての感想――次に向けて
 まだ結果が届いていないので、どうなるのか本当に楽しみ。手ごたえとしては、自分の実力の50%くらいしか出せなかったような気がする。原因としては、
1)試験対策がほぼできていなかったこと
2)スピーキングテストの時にまわりの人の声が聞こえすぎて集中しにくかったため
3)PCに向かって話すというイメージングが足りていなかったこと
4)ライティング試験の途中で長め&大きい地震が起きて4分ほど気がそれてしまったこと、
などが考えられる。

それにしてもパソコンの画面に向かって話すというのは本当に会話のテストになるのかいまいち疑問です。かなり違和感あるよ。


●学習用テキスト
 今回の試験を終えてみて、とにかくもう少し予想問題をしっかりとくこと、採点のポイントについて勉強しておくことが大切だと分かったのだけれど、SWテストを学習できる日本語の本がぜんぜんないの! 何冊かあるんだけど、どれも回答例が少なすぎて万全準備ができるっていう感じではないです。
 私は知人が韓国から入手したテキストブック(上記画像参照)を参考にしていたのだけれど、なんと韓国ではスピーキングとライティングが別々に受験できるそう。すばらしい! ってか、なんで日本はできないの!? 受験料半額にしてスピーキングオンリーのテストじゃんじゃんやったほうが絶対に日本の将来のためになるって。 最近ちらほらと、韓国のテキストを翻訳したものが数冊出はじめたみたいだけど、受験者としては見やすくてとにかく回答例がたくさん掲載されているものが欲しいので、そういう内容のものが手頃な値段で簡単に入手できるといいなぁ。