ここ最近、「やっぱり最後は英語か」と英語の強さを再確認する機会が2回ほどあったのでメモ。
ひとつめは書籍で(細かく言うと電子書籍)、「ニッポン・ダンディ」金曜日レギュラーのモーリー・ロバートソン著『自分を信じていい時代 水平化した世界で生まれ変わる多様性』。これを読んだ直後の感想…「やっぱり英語かぁ」。
主人も興味がありそうな内容だったので二人で行ったのだけれど、まさに今英語ができるできないの壁は大きいと痛感している主人にとっては、イタイところを突かれたようで、ため息をつきながら「やっぱり最後は英語かぁ」と言っていました。ちなみにうちの主人は海外のデザインやアートに興味があって、日本語では提供されないような海外の記事やブログを読みたいのに、英語ができないために情報を収集する段階でいつもくじけます。私はそれを長年横で見ていて、できないのであればできるように努力するしかないとずっと言っているのに、そんな努力はほぼしていなさそう。まぁ、主人に期待してもしょうがないので、その分子どもに同じ思いをさせないようにがんばらなくては。
※このアントレプレニュリアルジャーナリズムの講演は非常におもしろかったので、別のエントリーを立てていつかブログに書こうと思います。
モーリーの書籍とジェレミー・キャプラン氏の講演は、もちろんそれぞれ無関係でまったく異なるテーマについて語っているのに、ふたりの主張はほぼ同じことです。ものすごくかいつまんで言ってしまうと、「デジタル化が進み、インターネットがあたり前に使えるこの時代では、国境や貧困の差を飛び越えて、みんなが自由に学びたいことを学び、発信したいことを発信できる。だから自分のオリジナリティをもっと大切に育ててBe your own brand.」ということだと思います。
さらにコンパクトに言うと「自分をもっと発信せよ」ということですかね。
でも、これを効率的にある程度価値のある情報を交えて発信するには、最新情報を世界から収集するために英語が必要。また、知識を学ぶためにMOOCなどを利用するにも基本的には英語が必要。その結果ビジネスになりそうなサイトやプロジェクトができたとしても、それを起業にこぎつけるための社会的バックアップが必要。つまり新しいビジネスに興味を持ち、それに投資してみようと思う投資家のセンスが必要なのだけれど、日本にはそんなチャレンジングな投資家はほぼいない(らしい)……などの実態があるのだけれど、でも「英語」というスキルが備わっていれば、すごくシンプルにクリアできる課題ばかりだと思うのですよ。
そう、だからやっぱり英語はできた方がいいんだ! と(ずっと前からわかっているのですが)あらためて思いました。日本で生活していて、両親の母語が日本語である以上、息子がバイリンガルになることはまずあり得ないと思うのですが、それでもやっぱり英語はキライにならないで欲しいと、強く心に刻んだのでした。
今日は新しい英語の絵本を2冊購入したので、明日さっそく息子に読んであげたいと思います。