2014年12月30日火曜日

子どもと英語 (雑誌)




おすすめです。
私は特に座談会の記事がとても面白いと思います。

座談会「音、文字、読む力……どのように子どもは英語を獲得していくのか」
出席者:アレン玉井光江(青山学院大学教授)
           松香洋子(mpi松香フォニックス会長)
           宮下いづみ(実践女子大学非常勤講師)
           吉田研作(上智大学 言語教育研究センター長)
特別ゲスト:田中茂範(慶應義塾大学教授)






2014年11月23日日曜日

日本人の英語力(2009)

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%8A%9B-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8101%E6%96%B0%E6%9B%B8-48-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BC/dp/4098250489




前半はマーシャ先生が考える日本人が学ぶべき英語とは、というお話。後半は文法や表現についての具体的な例をあげてこういう時はこうしましょうというお話だけれども、ページが少ないこともあってちょっと中途半端な余韻が残る。でも前半の部分はとても楽しく読めたし、やたらネイティブをマネすればいいもんじゃない、ということが再認識できてよかった。


●聖心女子大学とは
日本で最初の新制女子大学のひとつ。1948年創立。1期生には国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子さんなどがいる。美智子皇后陛下も聖心女子大学出身、そして場所は広尾……ということで、今はどうかわかりませんが創立当時は一種のお嬢様学校ですね。マーシャ先生は、

「お嬢様学校」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、英語語力を活かして国際的に活躍する人材を多数輩出している大学

と言っています。
現在、マーシャ先生は聖心女子大学の教授。

wikiで卒業生を見てみると、昔は知識人を輩出していたという感じだけれど、最近の卒業生はアナウンサーばかりという印象です。


マーシャ先生のゼミ室では日本語厳禁。卒論はすべて英語。

Age of Propaganda: The Everyday Use and Abuse of Persuasion
著者:A. Pratkanis & E. Aronson



●ネイティブの英語をマネすればいいってもんじゃない!
ネイティブの話す英語に憧れて、それを目指している人も多いけれど、それは決して品のある英語ではない。日本語も話し方や口調、表現などで話し手の気持ちが伝わるけれど、英語だってもちろん一緒。母語でない言語で話すのに、ネイティブの口調で話したら、英語を母語とする人にとってはとても失礼に聞こえるよね、ってこと。

そうですね。それは、そうですね。よーーーく、わかります。
ただ、英語を母語としない人にとってはどれが日常的にOKな口調や表現で、どれがNGなのかの見分けがつかないのかもしれないよね。

私だってfour letter wordsがよろしくない言葉だってことは分かっているけれど、でもアメリカで過ごした約2年間に聞いたネイティブの会話を思い出すと、four letter wordsが頻繁に使われすぎていて、「これを日常と呼ばずして何を呼ぶ!?」的な感じあったからなあ。難しいところよね。

高校生のときアメリカにいて、まわりの子がWhat a hell!をあまりにも使うので、どんなときにどんな風に使うのかばっちり飲み込んでいた私は、調子に乗って使ってしまったのね。そうしたら、まわりのネイティブが驚く、驚く。私はそれに驚く、驚く。「え? なにがイケナイ?」。

そうしたら、ひとりの女の子が、「What a hell!!は、あまり使わない方がいい。言うならWhat a heck!にしたほうがいい」と教えてくれた。でも私にしてみたら、「だって、みんなは使ってるじゃーん!!」って感じ。だからその微妙なニュアンスはその時は本当にわからなかったよ。マーシャの本にも書いてあったけれど、Oh my God.もあまりよろしくなくて、言うな 



<メモ>
・マイガールのYES
YeahYesの使いわけのくだりで登場。ベータは、お父さんに返事をするときはYeahではなくYesを使っているということに注目。目上の人にYeahではなくYesで。

・Writingの自己チェックリスト
自分が書いた英語を下記の点でもう一度見直してみるとよい。
・時制は合っているか(過去のことをきちんと過去形にしているか)
・三単現のsをつけているか
・数えられる名詞のときに、冠詞a/anが抜けていたり、複数形になっていなかったりしないか
・代名詞の数はあっているか(themのところをitとしていないか)


New York Times のキッズセクションおすすめの読むマテリアル)
 

聖心の中学ではなんて難しい英語を扱うんだ
(引用)
中学校では、英語の文章を一文ずつ読み解いていく、いわゆる英文解釈のようなことはあまり取り入れてられなかったようです。その代わり、美しい英語の文章を日本語に訳す練習はたくさん行っていました。その一部をご紹介しましょう。 Whatever station we are in, we can be useful and do a little good, and add to the cheerfulness and happiness.(どんな地位にあろうとも、私たちは、役立つことができるし、少しのよいことをすることができ、そしてほかの人たちの明るさや幸福を増やすことができる)


・ちょっとLevelが高めの教材が望ましい
(やる気のある人とない人の差)

最近の若者はメンタルが弱い
どこに書いてあったか忘れたけれど、先日一緒にお食事をしたとある大学の教授からも同じようなことを聞いたので、妙に気になった。最近の若者本当に大大丈夫なのかね。うちの会社に来ても日本人の学生の子はすぐにやめてしまう。それもさぼりがちになり→電話もせずに休む→体調が悪いため仕事を休めさせてほしいの流ればかり。その代り中国人や韓国人のアルバイトの子たちは本当に優秀でおどろく。普通に日本語はペラペラよ。


BayFMで土曜日にラジオに出演しているのね。 聞いてみよう。












2014年10月29日水曜日

はらぺこあおむしABC&123カード





エリック・カールの絵本はいつか必ず読んであげたいと思っていたのに、名作すぎてなぜか今までまだ1冊も読んでいなかった。最初はBrown Bearかなあとか思っていたら、なんとプレゼントでこのABCカードを最初にいただいてしまった。ジン君はすぐに気に入ったようで、最初のリンゴの絵を見るなりapple!!と叫んでいました。ほかにもmoonbearなどイラストを見て、自分がことばにできる音を一生けんめい声に出しているよ。

数字の部分がいちばんのお気に入りのようで、数字を見つけては数をかぞえている雰囲気でそれっぽく読んでいる姿がかわいいの。イチ、ニー、サーン、ジュウ!みたいな(笑)。英語のときはOne, two, three, five, seven…が結構おきまりのパターンで、それぞれ何かを指差ながら読み上げているので本人は完全に数えているつもりなんだろうな。

どこかネットで読んだんだけれど、子どもは暗記が得意なので覚えてしまうのはとても速い。ただその分忘れるのも早い。数字が読めても特にすごいことではなく、この段階で子どもが数字の概念(どっちが大きいか小さいか)などが理解できているとなかなかすごいらしいです。もちろんジン君はただの暗記の方です……。

数字のカードのイラストはこちらの絵本が元になっているということで、さっそくこちらも購入。

1, 2, 3 to the Zoo



いろんなタイプの絵本があるけれど、ペーパーバックはすぐに子どもが破いてしまうし、ボロボロになりやすいので、1歳半の息子にはボードブックがいちばんいいなと思っています。(私が買ったのはボードブックです)

すべてのページに小さいネズミが隠れていて、それを探すのが子どもは大好き。もうどこにネズミがいるのかわかっているのに、毎晩「読んで」と持ってきます。

ちなみにうちではネズミのことをチューチューマウスといって呼んでいまーす。

2014年10月24日金曜日

軽井沢の全寮制インターナショナルスクール ISAC


今、たまたまつけたテレビでやっていたガンブリア宮殿の本日の特集がこれだった。

スピーカーはISAC設立者の小林りん氏。現在39歳(若い!)。

途中から見たので、前半のどのようにこの学校を立ち上げたのか、立ち上げに至った思いはなんだったのかは最後までわからなかったが、放送終了後HPで見てみたらこのようにあった。


事態が変化したのは、2010年夏にサマースクールを開催してからだった。企業の保養施設を借り、世界の名門校から優秀な先生を招き、<リーダーシップ教育>を実践。それは、①多様な価値観を受け入れ、活かす力②課題を発見する力③失敗を恐れず行動する力 の3つの力を育むという、かつてない授業内容だった。授業の根底にあるのは「デザイン思考」という考え方だ。小規模ながらも、小林の考える新しい教育を現実にしてみせたことで、協力者も資金も集まり始めたのだった。20148月、入学式に訪れた父兄たちも小林に共感。学校づくりに自ら参加したいと申し出る。一方、小林はこの間、乳飲み子を抱え、家庭との両立が問題になったこともあった。しかし、今では夫も応援している。小林りんには、正面から問題に取り組み、周囲の共感を得て動かすリーダシップ能力が備わっている!!(ガンブリア宮殿HPより)


この中で一番ひっかかったのは「デザイン思考」という考え方。
自分の課題を見つける力、それに向き合い解決する力、それをやり遂げるための計画力、こういったことがここで言われている「デザイン」なんだよね。
すっごい当たり前風に要約すると、「目標を持って、それをやり遂げる」ってことなんだと思うんだけど、それが学校で学べるなんてすごいよね!
私なんかの時代にはそんな、リーダーとか、問題解決力とか、そもそも自分で課題をつくる能力なんて一度も大きく取り上げられたことなんてなかったと思うよ。

やっぱり番組で小林さんが言っていたように、時代が違う。
自分の子どもが生活をする時代は「次世代」なんだって意識しないといけないんだって思った。

実は、今日、仕事ですごいビッグな座談会があって、英語教育会のドンが集まるみたいなところに参加しました。それぞれの先生がたはもちろん英語に熱心なのだけれど、それ以上に教育全般についても問題意識をとても持っている先生がたばかりで、「あ、教育者ってこういう人たちなんだな」って思っていたところだったの。

私も先生に憧れがあって、いつか自分でも教えてみたいと思うけれど、編集の仕事もあるし、とてもじゃないけれど今はそれどころじゃなかな。でもいつかきっと。
って、この「きっと」と先延ばしにしているところがもう「デザイン思考」じゃないんだよね。「風まかせ思考」だよね。うーん、これじゃいかんね。

で、私もISACのことを番組で知って、すごい興味を持ってしまったのだけれど、私自身も英語にこだわっているんじゃないんだなっていうのが、再認識できた。理科でも、算数でもいいから、子どもたちの可能性を広げられることをなんでもいいから手伝えたらいいなって思っている自分がいて、びっくりしたー。

あまりまとまりのない話になっちゃったけど、どこかに書いておかないとISACのことも小林りんさんのことも忘れてしまうのが怖くて、ちゃちゃっと書きました。
よしこれで記録として残るね。















この本のことも思い出した。



教育関連で起業家という意味では非常によかったよ、コレ。
kindle版だそうよ)





2014年10月23日木曜日

Little Einsteins  リトル・アインシュタイン



先週、うちのジン君(今回からこの呼び名にしました!)が1.5歳になりました。
昨日無事に1歳6カ月検診も終えてひと安心です。検診では言語能力の発達を確認する簡単なテストがあると聞いていたので、ジン君がどんな反応をするのかヒヤヒヤの反面ワクワクしていたのですが、見事クリアできました。
絵本にいくつかのイラストが描いてあって、区役所の人が

「リンゴはどれかな?」
「バスはどれかな?」
「バナナはどれかな?」

と質問するので、指をさしてそれに答えるというもの。

リンゴのイラストが見えたときに思わず「アッポー」って言うかなと思ったけれど、それは言わなかった。でも「バシュー、バシュー!」(バスのこと)は言ってました。(バスが大好きなんです。。。。)

基本的には日々日本語での生活だけれども、
私と一緒にいるときだけは英語を優先させようと思って、本当に短い時間だけだけれど
英語で話しかけたり、英語の絵本を読んだり、英語の番組を見たりしてます。

テレビも結構見せちゃってます。中でも大ハマりなのがLittle EinsteinsというBaby Einsteinとディズニーのコラボ(?)でできたようなアメリカの子ども向けアニメ。
5年ほど前にアメリカの友だちの家に滞在していたとき、ちょうど3歳と5歳の子どもがいて、
その子たちがこの番組を毎日見ていたので、私も覚えていたのだ!
なんせ、クラシック音楽や名画や芸術品がバンバン出てきて、「なんかすごい子ども番組やってるな」と思っていたので、記憶にもちゃんと残っていたんだな。


●Little Einsteinの特徴

1)クラシック音楽に歌詞を載せて歌うというアイデアがよい。毎回いろいろな歌が登場する。
2)また、“pat your knees(ひざをたたいて)”など見ている子どもに語り掛けて活動させようというところがよい。
3)子どもからだを動かすので、記憶の定着によいのではと推測。
4)YouTubeでかなりたくさんのフルエピソードが見られる。
5)これは海外の子ども番組全般に言えることだけれど、親の勉強にもなる!


●先日見たWhale Taleの感想
YouTubeで視聴。ジン君が好きな絵本の1冊にTen in the Denというのがあって、その絵本に登場するporpupine(ハリネズミ)という単語がフグ(puffer fish)を説明するのに使われていて、「なーる」と思った。

[アニメの中での会話]
A:(puffer fishを見ながら)What's that?
B:It's this amazing little fish that can puff up big! 

またイソギンチャク(anemone)の単語を何度かリピートしてくれるところがあって、それも勉強になった。Can you say anemone? と言って、見ている子どもに話かけてくれる。
→子どもではなく私が一生懸命答えております(笑)。
アニメの中では最年少のアニーが、anemoneの単語を上手に言えないのだけれど、ネイティブでもやっぱり子どもには難しい単語があるんだなって思わせてくれるので安心する。
きっと日本語だとメイちゃんが「トンモコロシ」って言っちゃうような感じだよね。
フグのくだりでハリのことをspinesと言っていたのも勉強になったな。ハリだけどneedleじゃないのね。

番組URL


●子どもをYouTuberにさせないために
YouTubeのしくみを子どもがわかってしまうときっとキリなく「見せて~」になってしまうので、
私はパソコンやiPhoneでYouTubeは見せないように心がけています。
そのかわり、Kindle Fireをテレビに接続して、Kindleの画像をテレビに出力させて見るようにしています。これ結構使えますよ。うちnKindle Fireはもはネット番組をテレビでみるためだけに使われているようなもの。テレビから直接YouTubeが見れたりするとやっぱりYouTuberになっちゃうかな。(うちはあいにくテレビからはYouTubeが見れません……)


●うちにあるDVD
以前このDVDをいただいて、何度か見ていたのだけれどまさかこんなにはまってくれるとは思ってもいなかったのでびっくり。
いろんなエピソードがあるのだけれど、おそらくこの最初の1本がアタリだったのかなあとも思います。



(Singing in the tune of "Brandenburg Concerto Number 5")
Use your hands for turning, turning, turning, turning, 
clapping, clapping, 
up, down!


(Singing in the tune of Eine Kleine Nachtmusik)
I love balloons, I love, I love balloons. 
I love balloons, I love, I love balloons!

↑うちのジン君この2曲が大好きで、clap, up down, balloonsの単語がすぐにわかるようになりました。


★後記
アインシュタインのスペルがIで始まるのではないということがわかっただけで得した気分です。


2014年8月7日木曜日

Small Potatoes



自然な英語を子どもに聞かせてあげるための番組、やっと見つけた!
見つけたのは私じゃなくて、子ども自身だったからびっくり。
ディズニーチャンネルで30分番組をつなぐ間のプログラムとして時々見かけるなあと思っていたこの番組。気が付いたら、この音楽が流れると遠くにいるはずの子どもが必ずテレビの前にやってくる。そしてじーっと見て、ニコニコしている。

最初は私も「子どもが好きそうな感じでかわいいな」くらいにしか思っていたなかったんだけど、よくよく見てみたらいろんな意味でこの番組すごいんじゃないかって思ったわけ。

いいなと思えるところ。

1)        英語が自然。しかも子どもの声。子どもらしい使い方。

2)        いろんなジャンルの歌がある

3)        たった3分程度なので子どもにはちょうどいい

4)        YouTubeで見ることができる。

5)        大人が見ても癒される

いちばんあたまに残るのはオープニングのテーマ曲。かわいすぎて、頭からしばらく離れません。

本編の曲で気に入っているのがこの2

★Potato love

Some of the words I love are “silly, floppy, funny and love.”
--SONG--
I think love is feeling inside you which makes you much happier than normal.
I think love is caring and making you want to--, makes um someone else feel happy.
Love feels good in your heart, like if you have, if you are an empty heart person, once you have love, it will fill your heart up.

これPotatoちゃんたちのセリフなんだけど、子どもがこれくらい言えるんだなっていう参考として結構いいお手本になると思うんだよね。


Potato train



I like train conductors because they are friendly most of the time. And they like to talk to you. “Hello.” That’s why I love train conductors.

--SONG--

I like fast trains ‘cause when you look out the window, you can hardly see everything ‘cause you are going so fast.

Trains have engines to make it goes really fast.

I like slow trains because you can look at, if you as he go along but I also like fast trains because you get to the place you want to go quicker.

Choo, choo!



いやあ、なかなかシュールなんだよね。
とくにこれとか。

 


オフィシャルHP
http://www.bbc.co.uk/programmes/b010rf92


2014年7月3日木曜日

山移 玲さんのバイリンガル教育情報




今日、電車の中でやることがなくて、「そうだバイリンガル教育の情報収集しよう」とググってヒットした山移さんのブログの記事がとても参考になりそうだったので、ここでシェア。

ググればなんでも出てくるから、ちょっとでもバイリンガル教育に興味があってググったことがある人ならすぐ見つけられると思うんだけど、最近はいかに知名度のある記事であっても、誰でも知っていそうな記事でも、とにかくいいと思ったものは積極的に1)記録に残す、2)シェアする、 3)発信するをしようと思ってます。

というのは集団自衛権についての、私のFacebookTwitterの友人の反応を見ていて思ったんだけど、みんな自分の意見を表に出さなすぎる! それが政治的なことであろうとなかろうと自分の立ち位置や意見をはっきりと表せる人がいかに少ないのかということがよくわかって正直びっくりしたのだよ。

Twitterでつながっている人は知人ばかりではないので、いろんな意見が飛び交うのだけれども、個人的な友人に限ってはやっぱりほとんどの人が無反応だった。でも、こういう友だちって、ちゃんと面と向かって合って話すと結構いろいろ物事知ってて、それなりに考えももってるんだよ。でも、絶対にSNSとかで前に出さないの。
いやああ、今回の集団自衛権については、それがただの「イイネ」でも「シェア」でも「リツイート」でもいいとからもう少しリアクションしてほしかった。今日(72日)になっていろんな著名人のコラムや意見などが出回るようになったから、少しはリアクション増えたけど、おそいっつーの。
んんん、いやそんなことはないか。これからでもいいから、とにかくどんどんいいと思ったことや、自分が正しいと思うことや、意見の表明が必要なものごとに関してはどんどんアピールしなきゃなと思ったわけなんですよ。

おっと、余談が長すぎた………。
つまりね、山移さんのブログやコラムはバイリンガル教育に興味がある人に届いてほしいなと思ったのでここにメモします。

・All About の連載記事 http://allabout.co.jp/newsdig/c/63935
・海外移住ブログ http://ameblo.jp/leioyamada
・総合的なサイト http://www.leilingual.jp/





2014年6月22日日曜日

PS22 は Public School 22の略



PS22コーラスについての日本語記事がほとんどなくてびっくりした。
せめてwikiにあがっているくらいの情報は日本語でもひろえるかと思っていたら、とんでもない。YouTube動画のおすすめをセレクトした記事に簡単な解説が書いてある程度のページばかり。ま、映像を見れば彼らの素晴らしさのほとんどは伝わるからそれでいいっていっちゃいいんだけど。

数少ない日本語記事の中でこれを読んでいたら、
こんなのを発見。え、こんな番組があるの? Alexa ChungってTweeのスミレちゃんが翻訳した本Itの著者だよね。最近よく名前を見かける。Bling RingKatie Changとよく勘違いしちゃうんだけど、別人。

※そもそも、Alexa Chungって私のフォローしているツイートの中でよく見かけるんだけど、まだ私個人的にはどんな人かフォローしきれてないの。これから要勉強だな。Wikiによるとイギリス出身のモデル兼Vougeの編集者でMTVの番組(It’s On with Alexa Chung)のホストで人気があるみたいね。

いやね、久しぶりにPS22Liszotmaniaの動画を見たら、また涙しちゃって(いつものことなんだけど)、自分の子どももこんな感性を持ってほしいと強く思う訳ですよ。頭がすごくよくなくてもいいから、音楽を聞いたら体が反応しちゃうみたいな自然力というか素直さを備えてほしいの。だから日本でもこういう団体とかないのかなとも思うんだけど、アメリカでだって珍しいからとりあげられているわけであって、日本にはなかなかできないだろうな。
こどもにバスケやらせようとか思ってたけど、やっぱり音楽もやってほしい。
ギターとピアノできるようになってほしいな。

★追加情報
Passion Pitのバックコーラス、この3曲をPS22がやってるんだって。Passion Pit invites… って書いてあったから、彼らからアプローチしたんだね。いやー、ますますNYっていう街だけでいろんなことがつながるんだなあと魅力を感じますです。





おまけ





2014年6月11日水曜日

フォニックスってなに?



児童英語と言えば必ず初期段階で登場するのがフォニックス。
「松香フォニックス」は社名にもその名が入っているように(おそらく)フォニックスをメインに事業を展開している企業。

子どもに英語を教えたいな、児童英語の資格でもとろうかなって結構前から漠然と思っていて、ちょこちょこ調べていたんだけど、いつもフォニックスにぶつかる。自分なりに調べたりもしてみて、「英語の音の基礎の基礎をたたきこむ」というざっくりとした印象までは構築できたけれど、いまいちそれがなんの役に立つのか、本当に意味があるのかがよくわからない。

フォニックスについてはリーパーすみ子先生のお話がおもしろい。アメリカの小学校でのエピソードや英語の発音などについてのネタでブログを書いている。アメリカでは英語を母語としないヒスパニックや他の国からの移民の子どもに英語を教える授業が多くあって、アメリカ国内のESLの様子をのぞくことができる。


さて、このフォニックスを日本の公立の小学校でも取り入れる試みが大阪市で去年の9月からスタートしている。記事はこちら

そしてその成果発表が629日(日)にJASTEC(日本児童英語教育学会)で行われるようなので、ぜひ行ってみようと思う。詳細はこちら
私は一般になるので2000円かかるけれど、日本の小学校英語や児童英語の現状は「今」このタイミングでちゃんと見ておきたいので、行く価値はあると思う。

私も最初こういうお堅い雰囲気の学会に行くのってすごくためらったんだけど、意外と平気。誰も話しかけてこないし、誰も何も聞いてこない。これぞジャパンというコミュニケーションのほとんどない感じなので、ひとりでも初めてでも絶対大丈夫。興味のある人は行ってみよう。



2014年5月10日土曜日

Richard Scarryの絵本



アメリカに住んでいる友だちに、アメリカで人気で定番の絵本を教えてってずっと前から聞いていていたんだけど、やっと(質問してから2年くらい経ったかも)回答をもらえた。

Richard Scarryの絵本!

と、いうことです。

私知らなかった。Richard Scarryって。でも調べてみたら本当に人気なんだね。カリスマ的に人気なんだね。いやあ、すごいわ。何がって、「ネットがあるんだから何でも調べればわかるに決まってるじゃん」と思っていたのに、やっぱり人に聞いてみないとわかrなあいことってたくさんある。日本の情報ならまだしも、海外の情報となるとやっぱりその場にいる人に聞くのがいちばん。これからもこのマインドは大切にしていかなきゃなと思います。

ということで、まずBest First Word Book Everというのを購入してみました。

届いてみたところ、今まで読んできた絵本よりかなり文字数が多いのでまだちょっと早いかな(うちの子は1歳になったばかり)と思って、まだ本格的には読んでません。
でも、ちらっと見せたところネコちゃんが気になるみたいで一生懸命に見てましたよ。
今、私が仕事で忙しくてゆっくり読んであげられないんだけど、明日の日曜日はこの絵本一緒に読んでみようかなあ。


2014年4月24日木曜日

英語の時間 激減→MOOCにチャレンジ



4月から私が仕事に復帰して、子どもと過ごす時間が劇的に減ってしまった! 話ができるのは朝ご飯のときと、保育園に連れていときだけ。父親は無職(休職中)のくせに朝保育園に連れていってくれないので私が朝8時半に送りとどけて、夕方は私の母が子どもを迎えに行って、夜8時すぎに父親が実家に子どもを迎えに行くというスケジュール。私の会社は7時が定時だけれど、7時から会議が平気で始まるし全然帰れる雰囲気じゃない。私はその常識を覆すべく、積極的に7時に退社するように心がけているけれど、なんせ通勤時間が1時間半もかかるので、どんなに頑張っても家に着くのは9時前後。子どもはもうお風呂に入ってすやすや寝ている。

私の母親も旦那も英語はゼロなので、子どもが英語に接する時間がなくなっちゃったよー。悲しい。せっかく英語の音が聞き取れているんだなってわかってきたのに。でも、だからって諦めません! 土日は一緒にいられるんだし、子どもがもう少し大きくなって父親の仕事が見つかったら通勤時間の少ない仕事に変えて、もっと子どもと一緒にいられる時間を増やすんだ。

ありがたいことに英語の絵本は本当に気に入ってくれているみたいで、一生懸命お話を聞いてくれるので、これからも英語絵本を読む習慣は続けよう。近所にもっとネイティブと触れ合える場があるといいんだけど、それがなかなかないんだよね。なければ自分で作ればいいとも思うんだけど、そのためには教育の基本的なこととかもっとちゃんと学ばないとだめだよね。とりあえずMOOCでこんな講座を見つけたので受講してみようかなと思ってるんだ。アメリカの小学生の授業っておもしろそうじゃない? 



私は別に先生ではないけれど、アメリカの小学校がどんな授業をしていて、日本とどんな風に違うのか、教室ではどんな会話がされているのかとかすごく気になる。


だから、私の英語力キープのためにもやってみようと思っています。きっと仕事に時間がとられてうまくいかなくなるかもしれないけど、やってみなきゃ始まらないので、ね。やってみよう。

2014年4月18日金曜日

Go away, big green monster! (0歳児の英語絵本)





Ed Emberley

1歳になりました~!
お誕生日当日たいしたことしてあげられなかったけれど、いつもより一緒に過ごせる時間が少しでも長くとれてうれしかった(→仕事を早めに切り上げてきた!)。

1歳のお誕生日プレゼントに何をあげればいいのか結構悩んだけれど、結局ピンとくるのがなくてまだ買ってない。1万円キープしておいて、もう少ししたら欲しいものを買ってあげることにしよう。

新しい絵本を買おうかなとも思ったけれど、私が仕事に復帰してから一緒に絵本を読む時間がグッと減ってしまって、あまり消化できてないから新しいものを買うのはよしておいた。

それにしてもここ最近の大ヒット絵本はこれ。Go Away, Big Green Monster!



最初(9カ月くらいのころ)はそんなに食いつきはよくなかったんだけれど、10カ月を過ぎたくらいから、なぜかこの絵本のページをやたらとめくりたがるようになって、絵本が床に置いてあるとすごい勢いで吸いつけられるかのように接近してくる。夜寝る前に読む回数が多かったのかな、それとも先に読んでいたMonster, Monster!とのつながりがわかったのかな(まだそこまで賢くないとは思うんだけど)。Big Green Monsterが好きすぎて、絵本の鼻の部分2回も破っちゃったからね()。床に青緑の細長い紙が落ちてて「なんじゃこれ?」ってびっくりしたよ~。

絵本が見えないところでも、Big Green Monster来るかな~、Do you wanna read Big Green Monster?と聞くと何の話をしているのかわかっているようで、周りをキョロキョロして絵本を探そうとするんだよ。かわいー。

Go Away!のところは絵本を数回たたくようにして「あっちいけ~」のノリで、バシバシ叩いて表現しています。最近は自分から絵本をたたいてGo Awayのしぐさをするようになってきた。

1歳前後の子どもにストーリーの概念を教え込むのは至難の業だと思うけれど、絵本の読み手の工夫次第で、ページごとにわかりやすい変化が起きる絵本は0歳児でもかなり楽しめると思います。おかげさまで自分で転んで大泣きをしても、Do you wanna read Big Green Monster?と一言いうと、スッと泣き止む。いやあ、これはかなり助かる。

私もそれなりに親ばかで、そんなにBig Green Monsterが好きなら作家(Ed Emberley)さんについて調べてあげようと思ってオフィシャルサイトにいったら、いろんな素材があるわあるわ。
そしてこのサイトにうまく誘導されて絵本のアプリを紹介されちゃって、まんまと300円払ってアプリを買っちゃいました。

その結果、買ってよかったと思います。

著者本人の読み聞かせ、子どもによる読み聞かせのトラックも収録されていて、アプリを起動するとその音声とともにイラストが動くの! 子供にCan you touch?と言ってみると、さすがにまだひとりでは怖くて触れないけれど、私がマネをしてあげると、次の回からは自分がやりたくて仕方ないという感じです。目とか鼻とかが動くしぐさが結構かわいいんだよー。音もついてるし、すごい喜んでいました。

そして熱しやすく冷めやすい私はEd Emberleyさんのこんな本まで買ってしまった。かわいいんだよー。






2014年4月8日火曜日

0歳児の英語絵本 Wishlist on Amazon


こんばんは。

うちの子も来週で1歳。この間産まれたばかりなのに、嘘みたい。
本当にあっという間に早くなるのね……。
そして今日は保育園デビューの日でした。風邪で41日の入園式には出られなかったのは残念だけれど、今日は慣らし保育2時間だけの短い滞在期間に立派にお昼寝もして、しかも隣に寝ていたお友達のタオルを横取りするというやんちゃぶりで微笑ましい。いいぞ、いいぞ。楽しく過ごしてちょうだいな。

まだアップしていない絵本もあるのだけれど、全部アップするのはかなり時間がかかりそうだから、とりあえずAmazonwishlistにまとめちゃいました。(この機能かなり便利)。


私も4月から通常勤務復帰で仕事と生活のバランスがどうなるのかかなりドキドキ。とりあえずやれるだけやってみて、ダメそうだったらその時はその時に調整することにします。最初から「無理」とか「できない」はマズイので、やれるだけやってみてから考える、これが私の今年のモットーです。よーし、がんばります。





2014年3月26日水曜日

ことばの発達の謎を解く 今井むつみ著(2013年)




新宿から電車で90分ほどかけて自宅に帰るのに本が無性に読みたくなって、ルミネの本屋に寄ったら、面出しされていた今井むつみ先生の名前が目に飛び込んできて、即購入。去年、玉川大学の赤ちゃんラボに参加したことがあって、そのラボの一員に今井先生の名前があったのを覚えてたのよね。

今井むつみ先生研究室HP

玉川赤ちゃんラボ

 ここ数週間ずっとフィクションの小説漬けだったから、言語学についての研究や学問についての文章を読むのはとても新鮮で面白かった。私が直接興味があるのは、子どもが言語を学ぶ過程と、その中でも2言語を同時に学ぶ(つまりバイリンガル)ことについてなんだけど、いろんな記事や文献を読んでいると、面白い研究をしている先生や学者の人たちを知るようになって、あちこち寄り道しちゃうんだよね。でもこの寄り道がすごく好きです。
 この今井先生の本も外国語を学ぶことに直結した内容ではないけれど、今まで知らなかったような視点でことばを学ぶことについて触れることができて、非常によかった。


読みながらdog-earしたところをメモ。

・文章の区切りを知るということ。

・英語は発音の正確さよりもイントネーション、アクセントが大切=シェラトン

・目が見えない、音が聞こえない、ヘレン・ケラーの話
ことばは伝えあうためのものだ、ということに気づく。

・子どもがことばを理解するステップ
1)モノに名前がある、2)動作に名前がある(その他に色・模様・気持ちなど)

・「同じ」の基準について――「数えられる」「数えられない」の区別

・メンタルレキシコン「心の辞書」
私たちは記憶の中に何万語もの単語を持っていて、人の話を理解し、文章を読み、自分の言いたいことを表現することができます。

※メンタルレキシコンと言えば門田修平先生。
この本、途中まで読んでそのままになってる……。もう一度読み直そう。



・「アゲル」「モラウ」「クレル」 日本語って難しい!
I gave you a present. プレゼントをあなたにアゲル
He gave me a present. 彼が私にプレゼントをクレタ
I got a present from grandpa. おじいちゃんからプレゼントをモラッタ
英語では全部giveなのに!

また、日本語ではおんぶと抱っこを言い分けるのに対し、英語はcarry
Carry me on your back. / Carry me in your arm. / Carry me.
「背中で抱っこ」という表現。(俵万智さんの『ちいさな言葉』より)


・動詞の役割を果たすオノマトペ
「エイってする」「ポーンってする」「チョキチョキする」
確かに! オノマトペって動作や感情を音で表現したものなんだということは理解していたけれど、それを動詞として使っているという感覚はなかったから新発見。さらに、それが子どもが動詞の使い方をマスターするのにかなり重要な役割を果たしているんだなとわかりました。
そもそも「オノマトペ」とは、フランス語で擬声語を意味する言葉だそう。それすら知らなかった!

そういえば、オムツをゴミ箱に捨てに行くときに子どもが自分で行きたがるので、私も最近よくLet’s go ポイ.「ポイしに行こう!」って言ってる。


・「アナロジー」とは
日本語では類推。すでに知っていることを使って、それと似ている未知のことについて推測するという推論。キーになるのは「似ている」ということ。
例)手を怪我した子どもに「手当てしてあげるね」と言ったら、「違うよ。足当てだよ」と。

英語でもerをつけると人を表すんだというアナロジーが働いて、cookerと言うことばを作る子どもがいたり。
 子どもがつくる新しいことば。うちの子がどんなことばを創造してくれるのか今から楽しみだ。


・大人の外国語の学習――「本当に知っている」とは?
wearという単語を日本語に訳すと「着る」。だけれども英語で「洋服を着る」と言うときにはwearではなくput onを使う。確かに。この本を読んでハッとしたよ。子どもに服を着なさいというときはGet dressed. / Put your jacket on.などと言うので、wearは使ってないね。解説によると、

日本語では「衣類を身につける」ことを表す動詞は、身につけるモノによって言いわけます。例えば着る(上着、ドレスなど)、履く(ズボン、靴など)、かぶる(帽子)、かける(眼鏡)、する・つける(アクセサリー、香水)。一方、英語ではヘアスタイルや「香水をまとう」という意味でもwearを使います。

そうだよねー。ふむふむ。こういうところに気が付けるところがさすがだよね。普段使っていることばについて、ちょっとだけ立ち止まって考えてみる、こういう作業がなかなか難しいんだよね~。

つまりひとつの言葉の境界線は言語によって異なるのね。それを感覚的に身につけて、使うことができるようになるということも含めて外国語の学習なのね。赤ちゃんの場合は、この境界線が自然にできているけれど、大人が学習する場合にはとくに、この境界線の違いに注意を向けることが重要。


・保育士さんと子どもの会話の研究――数学能力についての調査@アメリカ
終章(p.230)に興味深い研究の話がありました。保育士さんの数学語りの量と質が、子どもの数学能力に影響するという内容です。終章なのでちらっと触れているだけですが、もうちょっと具体的に知りたいと思い調べてみたら、この研究の論文がネットにありました。(参考文献のところにちゃんと書いてあったので、すぐ見つかった)

英語で論文読むのって結構疲れるんだよね。でも読んでみよう。


・やっと「認知科学」の理解の仕方がわかった
言語学とか社会学っていうのは漠然とどういう学問なのかわかるような気がするんだけど、認知言語学とか認知科学っていまいちつかみどころがなくて、よくわかっていなかったんです。でも今井さんの終章を呼んで「なるほど、そういうことね」と理解しました。

認知科学は人間を理解するための総合科学です。人はいかに考え、問題を解決し、意思決定をし、学習し、記憶するか。外から目で見ることのできない人の心の働きを科学的に明らかにしようとする学問です。(中略)そこで私は「言語」に焦点を当て、人が言語を学習する過程と、言語を理解して使う時の心と脳の仕組みを科学的に明らかにし、そこから人間全体を理解したいと思い研究を続けています。

・おすすめの本の中から読んでみたいと思ったものメモ




そして今井むつみ先生の新刊は早速ゲットしました。小説サイズのつくりなんだけど、1470円って結構高いよね。でもそれだけ内容があるんだと思います。同じジャンルの本を続けて読めないないので、しばらくしてから読みます。(こうやって積読本になっていくんだけどね……)。